UIscope活用インタビュー

ニュースレコメンドアプリを開発している白ヤギコーポレーション様にインタビューしてきました。

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Q. 自己紹介と担当している業務の紹介をお願いします。

A. COO、渡辺

株式会社白ヤギコーポレーションCOOの渡辺と申します。プロダクトをメインに、他にもファイナンス、会社の組織作りなども担当しています。今はカメリオのプロダクトのディレクションを担当しています。

Q. カメリオの中で大切にしているユーザー体験を教えてください。

A. ニッチな気になる情報を必要に応じて深く知れること

三つありますね。一つ目が、「気になる情報」を見逃さないこと。これは基本的なことですね、自分の気になっている情報を必ず得られることです。二つ目が、その「気になる情報」がどんなにニッチでも、ユーザーがその情報に辿り着けることです。三つ目が、もっと知りたい時すぐに、より深い情報が得られること。これらをカメリオのユーザー体験(UX)として提供したいですね。あと、情報は、それ自体だけだと面白くないと思っています。それを通してユーザーがアクションを起こしてリアルとの繋がりが生まれるようになればもっと情報の面白さを活かせるなと思います。例えば、コンサート情報を見て実際に観に行くとか、同じ様な興味を持った人に会うとか。そういったリアルとの繋がりまでをカメリオのユーザー体験(UX)として考えています。

Q. カメリオのチュートリアルの変更が多いと聞きましたが、理由を教えていただけますか?

A. コンセプトが伝わっていなかった

そうなんですよ、これはUIscopeを使って助かったところですね。予想していたより多くの人が、とりあえず一回ダウンロードしてみよう程度のモチベーションで使い始めているのですが、実は何のアプリなのかコンセプトが伝わっていなかったんですよね。そこで何枚かチュートリアルを入れたり・デザインを変更したりしてみたんです。そうしたらユーザーの理解度がすごく上がっていて、これには驚きました。そもそも何のアプリで、何ができるかコンセプトをしっかり伝えることが大切だなと再認識しましたね。

Q. 実際にUIscopeを使ってみて、気づいていなかった問題点はありましたか?

A. 想定していた導線とユーザーの動きの違いを実感した

「こうして動くだろう」とか、「こう使って欲しい」という、自分たちで考えていた導線と実際のユーザーの動きの違いを検証できました。 例えば、”ユーザーはまず検索から始める”という仮定でチュートリアルを入れていたんですが、初期のチュートリアルでは最初から検索するユーザーは誰もいなくて笑ユーザーは出てきたチュートリアルをすぐに消したがっていました。動画を見て気付きましたが、チュートリアルを見たからといって検索したいものをすぐにイメージできる人ってあまりいなかったんです。課題としてはアプリのUIとかデザインの問題というより、設計思想とかコンセプトをデザイナーに伝え切れず、問題を共有できていなかったことです。僕はデザイナーではないので、デザイナーにいかにコンセプトを正確に伝えられるかだと思います。このコンセプトを伝えることって対ユーザーでも対デザイナーでも同じで、そこの問題の共有は大事だと思いましたね。あと単純にデザインとかレイアウトを変えればいいというより、もっと根が深いとこに原因があったなと気付きました。UIとかデザインよりも一個前の段階に立ち戻るきっかけになりました。

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