ユーザーが迷わないようなUIを目指すnanapi様にインタビューしてきました。
ユーザーが、その場で何も考えずに投げて、答えられるくらいの世界観を
株式会社nanapi アンサー開発チームQ. まず、「アンサー」について教えてください。
A. Q&Aアプリ
大枠で言うとQ&Aアプリになります。質問としてユーザーさんがまとまっていない悩みとか、従来のQ&Aでは上手く吸い上げられなかったものをアンサーで拾えないかな?というような形ですね。ユーザーさんのやりとりのなかで質問が発生する、といった形を目指したアプリになっております。
Q. どのようなコンセプトでアンサーを作ったのでしょうか?
A. スマホユーザーでも使えるようなライトなQ&Aアプリ
一般的なQ&Aサービスはどうしても文章を非常に重要視していて、ユーザーがこういう背景で、こういう状態で、今こういうことに悩んでいます、という長文が必要でした。そうすると読み物的になってしまって参加意識が薄くなってしまう。そこで、ユーザーが即座に立ち上げて、その場で何も考えずに投げられて、何も考えずに答えられるくらいの世界観にしてしまったほうが、スマホユーザーさんとの親和性が今後も含めていいんじゃないかと考えました。
Q. コンセプトで「何も考えずに聞ける」と決まって、デザインとして落としこむ際にまず何をされましたか?
とにかく投稿するにあたっての心理的な障壁を減らそうと考えました。例えば、サービスの場の空気を感じて、みんなの質問を見て、それに合わせて質問をして、といった形だとすごく重たい。みんな色んな話をしているんだな、といった空気を作っていくのに、短いセンテンスで、思いついたことだけを書くだけでいいっていうのをわかってもらえることを一番意識していました。そのへんは、チャットビューに反映されています。
Q. UIscopeを使ったきっかけは何ですか?
A. 値段が安い
一番大きいのはコストですね。ユーザーテストはちゃんとしないといけないよな、と重要視していました。自分たちで集めて、教育して、動画撮って、チェックしてだと、重いな、全然気軽にチェックできないぞ、となりまして。そこでユーザーテストサービス、UIscopeがでてきたっていうのは大きかったですね。やっぱり動画があって、かつユーザーさんがちゃんと喋ってくれて、それでこの価格か!っていうのがきっかけですね。
Q. 実際にUIscopeを使ってみて、問題点や気づいていなかったところはありましたか?
A. 当たり前のアクションの理解度が低かった
一番驚いたのはロードのところですね。Pull to Refreshのアクションを、メインのホームの画面と質問詳細の画面で、上と下に設置しているんですけど、ユーザーさんはホームで学習した挙動を、質問の詳細では行ってくれないという結果が確認出来ました。かなり当たり前のアクションとしてわれわれは認識していたので、あー!っとなりましたね。